経常利益率の向上策
①リスクマーチャンダイジング:原価率削減による粗利益率の向上
②ローコストオペレーション:経費率の削減
ローコストオペレーショ考え方
店舗の運営コストを削減し、売上高販売管理比率と損益分岐点を引く抑えることである。
最重要コストは、坪当たりの経費(坪当たりの人件費など)
目的
生産性向上の仕組みを確立し、思うように売上が伸びない条項においても、一定の利益を確保することである。
店舗運営においてローコストオペレーションを目指した生産性向上の仕組みをつくるには、
以下のように人時計画と作業効率の両面からアプローチすべきである。
(1)人時計画面からのアプローチ
・目標利益を達成するための収支計画を立案し、そこで計上された売上や粗利益の目標額を
年間52週の販売計画に落とし込む。
・その販売計画を実現するために必要な人時計画を立て、その中で目標とする人件費率や
労働分配率の枠内で収まる人時を求めて必要な人員を割出す。
・週別の人時を日ごと、時間帯ごとに落とし込んで実行に移す。
収支計画:売上目標、粗利益目標
↓
販売計画:52州の週次計画に細分化
↓
人時計画:目標とする人件費率や労働分配率の枠内で収まるように計画する
労働分配率 = 人件費/粗利益 ∴人件費 = 労働分配率 * 粗利益
1人時単価 = パートの相乗積(パートタイム比率*1人時単価)+正社員の相乗積(正社員比率*1人時単価)
総人時:人件費/1人時単価
人時制作性 = 粗利益/総人時
(2)作業効率面からのアプローチ
商品の補充、ディスプレイの方法、販売の方法などの作業分析を行い、作業の種類を削減
するとともに、作業種類別の作業量を削減することが重要となる。